活性分子やラジカル、オゾンなどの酸化能力によって臭気を分解させるプラズマ脱臭法の特徴、メリット・デメリット、プラズマ脱臭法の脱臭装置を取り扱っている会社を紹介します。
プラズマとは、高電圧放電などによって気体が電離した状態をいいます。臭気物質を含んだ被処理空気中で高周波放電を行い、活性分子(水素イオン、酸素イオン)、ラジカル、オゾンを発生させ、その酸化能力により臭気を分解させるのがプラズマ脱臭法です。
放電の消費電力も小さく、ランニングコストも安価。薬品等を使用せず、廃棄物も出ないので環境負荷が小さいのも特長です。
適用できる濃度範囲は広いのですが、引火性のガスには適していません。相対湿度を下げるために、ミストセパレータや調湿ヒ-タが必要になります。エアフィルタで除塵しなければならず、触媒も寿命があるので定期的な交換が欠かせません。
排気の湿度が高かったり、放電部が汚れると放電力が弱まるため、厨房の排気で使用する場合には、前処理として油煙を除去しておかなければなりません。
業者を選ぶ際は「同業種での実績」に注目!
脱臭設備を導入する際は、自分の事業場の種類やにおいの発生源、においの質に合った脱臭法の原理、特徴を十分に理解し、においの発生源の特性に合った適切な脱臭装置を選択することが重要!また、においには様々な種類があり、臭気によって方式が異なるため、選ぶ際は「同業種での実績」に注目しましょう。たとえ実績数が少なくても、あなたの事業場に合った臭気対策への実績があれば、信頼できる証といえるでしょう。
高効率・省エネルギーでランニングコストを
抑えたい方におすすめ
サンレー冷熱
導入業種実績
※選定基準
・「脱臭設備」でGoogle検索、表示された29社を調査。2021年11月19日調査時、公式HPにプラズマ脱臭法の導入事例情報が掲載されていた会社のみを選定。
・導入実績…公式サイトに掲載されていた導入事例・業種を記載しています。
住友電工グループの会社で、「低濃度・大風量・複合臭気」の対策ニーズに応えて開発されたパルスプラズマ脱臭装置を扱っています。パルスプラズマ脱臭装置は、酸化ラジカル類との酸化反応で複合臭を脱臭。化石燃料や薬品を使用せず、CO2排出ゼロ。吸着触媒剤の量が少なく長寿命です。乾式処理なので、維持管理が簡単で、ランニングコストの低減も可能。食品・医薬品・肥料製造工場、ゴミ・排水処理プラント等の臭気処理に適しています。