ここでは、エコムが取り扱っている脱臭装置や対応できる臭気、おすすめしたい場面について解説します。
塗装ブース・化学工場・印刷工場・食品工場・し尿処理施設などから排出される悪臭。
エコムで取り扱っている脱臭装置は、すべて排ガスを高温で燃焼して酸化させる方法を採用。加熱する温度や設備の大きさによって以下の3種類に分けられます。
直燃式脱臭装置は、臭気ガスを650℃~800℃に加熱することで、酸化分解して無害な炭酸ガスと水に変えるもの。設備や原理が単純で、どのような有機物質にも対応できます。脱臭効果は経年劣化しにくく、装置自体はコンパクトでメンテンナンスが簡単なのもメリットです。一方、デメリットとしては、高温にするためにたくさんのエネルギーが必要な点が挙げられます。廃熱の再利用などを行うことで、ランニングコストを抑えることが課題です。
触媒燃焼式脱臭装置は、臭気ガスを200℃~300℃に加熱して触媒を通過させることで、酸化分解して無害化するものです。触媒の使用によって加熱温度を抑えることができるので、ランニングコストを低減できます。本装置では触媒として多孔質・多表面積の担体に、白金・パラジウムなどといった活性物質を坦持させたものを使用。触媒は高価なのでイニシャルコストが高く、直燃式に比べるとメンテナンスの手間やコストがかかります。
蓄熱式脱臭装置では、臭気ガスを800℃~900℃に加熱することで、酸化分解して無害な炭酸ガスと水に変えるものです。直燃式・触媒燃焼式と同じ理論で脱臭を行いますが、臭気ガスに蓄熱体を通過させる点がほかの方式と異なります。排ガスが持つ熱量を蓄熱体が吸収し、その熱を臭気成分の燃焼に利用することで、燃料の消費量を抑えることが可能です。蓄熱体の熱吸収には時間がかかるため、長時間継続した運転を行う際に適しています。
脱臭装置・脱臭設備メーカーを選ぶ際は
「同業種での実績」に注目!
脱臭設備を導入する際は、自分の事業場の種類やにおいの発生源、においの質に合った脱臭法の原理、特徴を十分に理解し、においの発生源の特性に合った適切な脱臭装置を選択することが重要。また、においには様々な種類があり、臭気によって適している脱臭方法が異なるため、選ぶ際は「同業種での実績」に注目しましょう。たとえ実績数が少なくても、あなたの事業場に合った臭気対策への実績があれば、信頼できる証といえるでしょう。
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塗装工程や印刷工場、化学工場などからの悪臭に悩んでいる方におすすめ
エコムは加熱設備に強い熱の総合エンジニアリング企業。脱臭装置も熱を使った方式を3種類取り扱っています。燃焼式は高温を維持するために燃料消費によるランニングコストが高い傾向にありますが、エコムでは触媒や蓄熱体を組み合わせたり廃熱を利用したりと、熱効率を上げる提案が可能。塗装工程や印刷工場、化学工場などからの悪臭に悩んでいる方におすすめです。