高温で臭気成分を処理して分解する燃焼法の種類と特徴、メリット・デメリットについてまとめています。
臭気成分を高温で処理し、酸化分解をする方法です。直接燃焼法、触媒燃焼法、蓄熱式燃焼法などの種類があり、燃焼温度や適用対象が異なります。
下記の図では、例として直接燃焼法について説明しています。
業者を選ぶ際は「同業種での実績」に注目!
脱臭設備を導入する際は、自分の事業場の種類やにおいの発生源、においの質に合った脱臭法の原理、特徴を十分に理解し、においの発生源の特性に合った適切な脱臭装置を選択することが重要!また、においには様々な種類があり、臭気によって方式が異なるため、選ぶ際は「同業種での実績」に注目しましょう。たとえ実績数が少なくても、あなたの事業場に合った臭気対策への実績があれば、信頼できる証といえるでしょう。
コストを抑えつつ高い脱臭効果を
期待したい方へ
カルモア
導入業種実績
排ガス中の可燃性物質やVOC・
悪臭の処理をしたい方へ
TESSHA
導入業種実績
自社の環境に合わせた脱臭装置を
導入したい方へ
島川製作所
導入業種実績
※選定基準
・「脱臭設備」でGoogle検索、表示された29社を調査。2021年11月19日調査時に、公式HPに燃焼法の導入事例情報が掲載されていた会社のみを選定。
・導入実績…公式サイトに掲載されていた導入事例・業種を記載しています。
650~800℃で臭気を燃焼させることによって、臭気成分を酸化・分解する方法。ほとんどの有機物質の処理ができ、腐敗臭、溶剤臭など広範囲な臭気に適用可能です。設備がコンパクトで設備費も安く、排熱や排ガスを有効利用することもできます。脱臭効率の経年劣化が少なく、メンテナンスも容易で、定期交換部品などの必要がありません。
排ガス中に含有される臭気の可燃性成分を、触媒によって150~350℃で燃焼し、酸化分解させる方法。溶剤系の臭気に適しています。燃料の使用量が直燃法と比べて少なく、経済的です。触媒被毒となる物質を除去するため、除塵や水洗、ダミー触媒などを使用した前処理が必要です。
蓄熱脱臭法は、燃焼法と触媒法があります。燃焼法は蓄熱体を用いて、熱効率を高め、800~1000℃で燃焼する方法で、熱交換効率が高く、排ガス量の多いものに適しています。触媒法は200~400℃に昇温し、触媒上で酸化分解させる方法。排ガス量の少ないものにも適用できます。
コストを抑えつつ高い脱臭効果を期待したい方へおすすめ
22種類の特定悪臭物質のすべてに対応。活性炭が苦手とする高温度・高湿度、高濃度、アルデヒド系臭気、湿式スクラバーが苦手とする有機溶剤系臭気にも高い脱臭効率をもちます。
排ガス中の可燃性物質やVOC・悪臭の処理をしたい方におすすめ
実験室や小型設備機械など、小風量局所排気ガスの処理に適しています。印刷関連、包装材製造、プラスチック製品製造、薬品・接着剤製造等の脱臭に適応していています。
自社の環境に合わせた脱臭装置を導入したい方へおすすめ
一般的な「直接燃焼方式」の半分以下の加熱温度と時間で、触媒に接触させる「触媒燃焼方式」の脱臭装置を採用。要望に応じてカスタマイズが可能です。