吸着材を用いて、その細かい孔に臭気を吸着させて脱臭する吸着法。吸着法の種類とそれぞれの特徴、メリット・デメリットについてまとめています。
活性炭、ゼオライト、シリカ、アパタイト等を吸着材として、それらの素材が持つ細かい孔に臭気を吸着させて脱臭する方法。回収型吸着法、交換型吸着法、化学吸着法、ハニカム式濃縮装置などの種類があります。
業者を選ぶ際は「同業種での実績」に注目!
脱臭設備を導入する際は、自分の事業場の種類やにおいの発生源、においの質に合った脱臭法の原理、特徴を十分に理解し、においの発生源の特性に合った適切な脱臭装置を選択することが重要!また、においには様々な種類があり、臭気によって方式が異なるため、選ぶ際は「同業種での実績」に注目しましょう。たとえ実績数が少なくても、あなたの事業場に合った臭気対策への実績があれば、信頼できる証といえるでしょう。
まずはリースで
試してみたい方へ
横井工業
導入業種実績
メンテナンスが簡単な装置を
探している方へ
共生エアテクノ
導入業種実績
省エネやリサイクルを
意識している方へ
岩谷産業
導入業種実績
※選定基準
・「脱臭設備」でGoogle検索、表示された29社を調査。2021年11月19日調査時に、公式HPに吸着法の導入事例情報が掲載されていた会社のみを選定。
・導入実績…公式サイトに掲載されていた導入事例・業種を記載しています。
複数の吸収塔を持ち、塔を切り替えながら、吸収と脱着再生を行います。高濃度の溶剤系臭気に有効。昔からある技術で実績も多く、操作が比較的簡単です。回収溶剤は燃料等として再利用が可能。排水処理が必要で、ケトン系溶剤では発火防止対策を行わなければなりません。
吸着塔に活性炭を充填して吸着除去する方法。破過した場合は交換・再生処理を行います。低濃度臭気に適していて、比較的廉価で維持管理も簡単。ほかの脱臭法の仕上げ処理として行われることもあります。場合によっては、除塵前処理が必要になることも。高濃度臭気には適しておらず、定期的な活性炭交換が必要です。
吸着材の表面に電荷性物質を配置して吸着効果を向上させる方法。添着炭を使用することで効率がアップします。低濃度の臭気に適していて、維持管理が簡単。ほかの脱臭法の仕上げ処理として行われることもあります。定期的に活性炭交換が必要で、高濃度臭気には適しません。
ハニカム式ローターを回転させて吸着と脱着を連続して行う方法。大風量・低濃度臭気に適しています。ほかの脱臭法と組み合わせることで、装置の小型化が可能になります。フィルターで除塵する前処理が必要です。
キまずはリースで試してみたい方へおすすめ
揮発性有機化合物を吸着して脱臭。分子量が大きく重いガスも強力に吸引します。活性炭はガス質に合わせた特殊添着炭を使用。使用環境に合わせて自由にレイアウトして設計・製作することができます。
メンテナンスが簡単な装置を探している方へおすすめ
接触ボックスの中にフィルターを挿入したカートリッジ式脱臭装置「デオキーパー」を採用。サイズ、形状、素材の変更によって、様々な臭気への対応が可能で、とくに低濃度の臭気対策に適応しています。
省エネやリサイクルを意識している方へおすすめ
天然多孔質粘土の「含水珪酸マグネシウム」を主成分とし、対象臭気物質別に独自の配合をした脱臭剤を使用した脱臭装置を使用。工場で再生可能。繰り返し使用できるので廃棄物を出しません。