テクノメディカルは、商業施設の厨房排気や医療機関、各種工場などで発生する高濃度な悪臭の対策において、高い技術力を持つ環境衛生設備機器メーカーです。建物の空調バランスや風量を考慮した設計を軸に、現場ごとに異なるニオイの課題に対するソリューションを提供しています。
本記事では、装置の仕組みや製品ラインナップ、詳細スペック、導入施設の傾向などを詳しくまとめました。
社内には国家資格である「臭気判定士」をはじめ、一級管工事施工管理技士などの有資格者が多数在籍しています。単に装置を配置するだけでなく、ダクト設計や圧力損失の構造的計算を含めた、総合的な臭気対策コンサルティングを提供。建物全体の空調を考慮したプランを提案します。
管工事や機械器具設置の建設業許可を保有しており、プランの策定から施工までを自社で一括対応。確かな知見に基づくメーカー責任設計が、長期にわたる安全な運用をサポートするでしょう。
高圧放電技術を用いる酸素クラスター方式や、中和反応を活かす乾式化学吸着方式など、得意領域の異なるシステムを構築。排ガスの物性や風量の条件に合わせた柔軟なアプローチにより、環境基準に応じた適切なシステム設計を可能にしています。
火災リスクのある厨房排気には不燃性セラミックを、湿潤な高濃度臭気には紫外線ランプ式オゾン分解を採用するなど、適材適所の選定を徹底。複合的なマルチステージ脱臭の構築により、トラブルのないクリーンな排気を達成できるでしょう。
高圧コロナ放電技術を応用し、空気中の酸素から直接クラスターイオンを生成するスイス生まれの空気清浄技術です。非常に高い酸化電位を持つイオンが揮発性有機化合物(VOC)に接触し、ニオイの元となる分子結合を順次切断して分解。有害な紫外線やオゾンを極力発生させない設計が特徴です。
空中浮遊菌などの抑制にも役立ち、優れた安全性を確保。稼働費用はデバイスを維持するためのわずかな電気代のみとなるため、低ランニングコストでの長期運用を可能にします。
| 脱臭方法 | 高圧コロナ放電による 酸素クラスターイオン化・酸化分解法 |
|---|---|
| 主な設置タイプ | 壁掛型、天井取付型、ダクトイン型、部屋設置型 |
| 定格風量レンジ | 1,000 〜 7,200 m3/Hr(ダクトイン型の場合) |
| 主な用途 | 病院・介護施設、マンションのゴミ置場、溶剤取扱区画など |
| 装置の特徴 | 電気代のみの低ランニングコスト、優れた安全設計 |
| 臭気対象 | 生ゴミ臭、汚物臭、溶剤臭、空中浮遊菌など |

不燃性セラミックの多孔質ハニカム構造体をコアとする、調理臭対策に焦点を合わせた吸着ろ材技術です。ピーク時間帯にニオイ物質を一時的にホールドし、調理を行わないアイドルタイムに緩やかに自然脱着させる、独自の自律的なリフレッシュサイクルを確立しています。常に高い初期吸着性能を維持できるため、フィルターの長寿命化に貢献。
国土交通省の大臣性能評価認定品となる不燃材料を使用しており、火災リスクのある厨房ラインでも安全に使用できます。高い風速での処理を前提とした設計により、設備パッケージ全体の小型化や軽量化を叶えるでしょう。
| 脱臭方法 | 多孔質ハニカム構造による 物理吸着および自己再生脱着方式 |
|---|---|
| セル密度 | 260 cells/in2 |
| 主要材質 | 粘土鉱物を主成分とする不燃性セラミック |
| 主な用途 | スーパーマーケットの総菜製造、焼肉・焼き鳥等の厨房排気 |
| 装置の特徴 | 駆動用一次エネルギー不要、自律再生による省メンテナンス性 |
| 定量的脱臭効率 | 総菜製造臭:95% / 鶏肉唐揚げ臭:87% / 炭火焼肉臭:95% |
現在、公式サイトにおいて詳細な導入事例は確認できませんでした。
しかし、同社の脱臭システムは、スーパーマーケットの総菜製造エリアや炭火焼肉店などの商業厨房をはじめ、病院や介護施設、マンションのゴミ保管庫、各種食品工場にいたるまで、多種多様な現場の悪臭対策として稼働しています。
事例を踏まえた導入施設の傾向
油煙や水分、調理臭が問題になりやすい商業厨房や、ダクト不要で局所の環境品質を高めたい病院や介護施設で多く選ばれています。自律的な再生サイクルや優れた安全設計により、現場のオペレーション負担を抑えながら安定稼働させたい現場に適した選択肢と言えるでしょう。
ただし、既存ダクトのファン能力に余裕がない後付け案件には注意を要します。一部の吸着フィルター方式では、設置に伴い一定の圧力損失が発生するため、風量が低下して空気の連動バランス(脈動現象など)を乱す恐れがあります。
その場合は、ファン静圧のアップグレードや、圧力損失がほとんど生じない植物精油中和消臭方式などの代替技術との棲み分けを検討すると良いでしょう。このように製品ごとに得意な領域や適合する条件が異なるため、発生場所に応じた適切な選定が欠かせません。
においの原因や発生場所によって適した脱臭装置は異なります。当メディアでは、「食品工場」「化学・薬品工場」「畜産農業現場」など、においの発生場所ごとに適した装置を紹介しています。環境に合った装置選びの参考にしてください。
「なぜその装置が選ばれているのか」「自社に本当に合っているのか」を整理して検討したい方は脱臭装置の選び方(種類別の特徴)を、同じような環境での導入イメージを具体的に知りたい方は施設別の導入事例まとめもあわせてご一読ください。
セラミックフィルター吸着方式(タフカム⁺)では、調理の行われない時間帯に捕集した成分を自然脱着させるリフレッシュサイクルを導入。微細孔の目詰まりを自己解消するため、常に高い吸着性能を維持し、ろ材を長持ちさせる運用が可能です。
酸素クラスター方式(ionair)でも、内部の生成デバイスの簡単な定期清掃のみで初期の性能を回復。物理的なフィルター交換に伴う多額の消耗品費用や交換工数を要求しないため、現場スタッフの維持管理負担を大きく軽減しているのも選ばれる理由のひとつです。
空気調和や殺菌・脱臭システムの企画から製造、販売、施工にいたるまでを自社で完結させる体制を構築。国家資格を保有するスペシャリストチームが、ダクト圧力損失や風量の構造的計算を含めた包括的なコンサルティングを手がけています。
一般社団法人におい・かおり環境協会への所属や医療用器具の販売登録など、高い専門性を背景に、プラン設計からアフター保全にいたるまで、長期にわたる安定操業をサポートするでしょう。
| 会社名 | テクノメディカル株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区代々木1-37-1 ぜんらくビル5F |
| 電話番号 | 03-5333-2060 |
| 公式HP | https://www.techno-medical.co.jp/ |
導入場所とにおいの特性に着目し、それぞれの課題に適したおすすめの脱臭装置を紹介します。「種類が多くて、何が違うのかわからない」そんな方こそ、自分の現場に適した脱臭装置選びにお役立てください。

設置場所
排気ダクト
| 寸法 (mm/幅・奥行・高さ) | 605×400× 1000~820× 570×1400(mm) |
|---|---|
| 重量(kg) | 35~92 |
消臭成分が調理臭や油煙臭などと反応し、無臭物質へ変化させる。反応しきらない微量臭も、植物精油の香調により心地よい香りとなり効果を実感しやすい。
15種類の消臭剤が、水産加工から焼き菓子まで、食品の臭気に幅広く効果を発揮。植物由来の消臭成分で安全性が高く、厳しい安全・衛生管理基準もクリアする。

設置場所
乾燥炉排気・反応槽ベントライン など
| 寸法 (mm/幅・奥行・高さ) | - |
|---|---|
| 重量(kg) | - |
VOCや悪臭成分を化学反応で無害・無臭に変換。微量のシリコンやリンを含む排ガスも前処理で対応可能で、触媒毒を含む化学・薬品工場でも使える。
装置内部の空気を外に逃げにくい状態に保つことで、ダクト接続部からの臭い漏れを防止。揮発性の強い化学物質を扱う場合でも周囲環境への影響を抑える。

設置場所
屋外または既存脱臭槽内
| 寸法 (mm/幅・奥行・高さ) | 6~12×9 (54~108㎡) |
|---|---|
| 重量(kg) | - |
堆肥化・発酵工程から発生する硫化系臭気や3,000ppmクラスの高濃度アンモニアへ対応。強臭環境においても、安定した脱臭性能を発揮する。
微生物の力で分解するため、燃焼系設備のような高エネルギー消費が不要。さらに低圧ブロワ採用で電力消費を抑制し、24時間連続運転でもコストを抑える。