三協エアテックは、医療機関や商業施設などで求められる高度な環境対策において豊富な実績を持つメーカーです。
プラント設計から機器開発、保守管理までを自社で完結させる一貫体制を強みとしています。環境に応じた空間創出ソリューションを提供し続けています。
本記事では、厨房排気用脱臭装置「アルシマン」の仕組みや製品スペック、実際の導入事例などを詳しくまとめました。
セラミック基材フィルタによる常温ダブル作用メカニズムを採用し、調理ピーク時に臭気を一時吸着して低負荷時に化学分解します。
このプロセスは飽和による短寿命化を防ぎます。水や電気といった外部インフラが不要で、約5年という長期的な運用に役立つとされています。
アルシマンの筐体内部には固定用レールが備わっています。初期設置時は1層のみで運用し、状況に合わせた追加に対応します。
油分の強いメニューへ業態変更された場合も、空きレールにフィルターを追加するだけで対応できます。ダクトを解体する必要がなく、リスク低減に貢献します。

処理風量1,200CMHに対応する小型な装置です。給排水や電気の工事が不要で、限られたスペースにも設置しやすい設計の脱臭装置を特徴とします。
排気系統のファンの通風圧力を利用して空気を通します。電気配線工事に伴う施工工期を最小限に圧縮し、容易に後付け設置が可能です。
| 脱臭方法 | 常温触媒自己分解+一時吸着離脱 |
|---|---|
| 処理風量 | 1,200CMH |
| 電気・給排水工事 | 不要 |
| 圧力損失 | 100Pa以下(初期1層時) |
| 主な用途 | 厨房排気、産業排気など |
| 寸法・質量 | W610×D1,100×H400mm(90kg) |
| レール数 | 初期1層+予備1層 |
処理風量39,800CMHに対応し、大規模な厨房の排気を引き受けます。屋外の高所ダクト末端など、過酷なロケーションへの導入にも対応します。
標準規格に収まらない風量に対しても、フィルター個数を最適化します。スペースに制限のある環境向けには、屋内天吊型のカスタマイズも可能です。
| 脱臭方法 | 常温触媒自己分解+一時吸着離脱 |
|---|---|
| 処理風量 | 39,800CMH |
| 電気・給排水工事 | 不要 |
| 圧力損失 | 100Pa以下(初期1層時) |
| 主な用途 | 大規模プラント、大型商業施設など |
| 寸法・質量 | W2,450×D1,500×H2,600mm(1,085kg) |
| レール数 | 初期1層+予備1層 |

食品工場の新築計画において、揚げ物が多いため近隣対策を検討します。油分除去と排気臭気対策を同時に行い、従業員の負担を減らす必要がありました。
導入から半年が経過した時点でも、前段の装置が油分を確実に捕集するため、脱臭フィルターの目詰まりや臭いの問題は発生していません。
自動洗浄機能と長寿命フィルターの相乗効果により、維持管理の手間や運転操作が不要です。従業員の負担が少なく、安定した運用を継続しています。
事例を踏まえた導入施設の傾向
長期的な運用コストを抑えたい新築の厨房設備や食品工場で多く選ばれています。独自の自己再生機能により、フィルター交換の手間を省きたい現場に適した選択肢です。
既存の排気ファン能力に余裕がない後付け案件には注意を要します。装置の性質上、一定の圧力損失が発生するため風量が低下する恐れがあります。
油煙が多い環境では前段に油分除去システムを組み合わせる必要があり、自己再生を促すために夜間の連続ファン運転といった管理基準も求められます。
このように製品ごとに得意な領域が異なるため、設置環境に合わせた適切な選定が欠かせません。
においの原因や発生場所によって適した脱臭装置は異なります。当メディアでは、「食品工場」「化学・薬品工場」「畜産農業現場」など、においの発生場所ごとに適した装置を紹介しています。環境に合った装置選びの参考にしてください。
「なぜその装置が選ばれているのか」「自社に本当に合っているのか」を整理して検討したい方は脱臭装置の選び方(種類別の特徴)を、同じような環境での導入イメージを具体的に知りたい方は施設別の導入事例まとめもあわせてご一読ください。
定期的な保守プログラムにより、専門員による点検やフィルタ清掃を受けられます。一貫体制を活かしたきめ細やかなサポートが特徴です。
適切なメンテナンスを継続することで、衛生環境の維持にも貢献します。導入後も長期間にわたり、安定した脱臭性能を保ちやすくなります。
機器の開発から施工、保守管理までを自社で完結させる体制を構築しています。迅速なレスポンスが、施主や工事店からの確かな信頼に繋がります。
標準規格に収まらない風量に対しても、現場に合わせた一品設計で柔軟に対応します。スペースに制限がある場合も、その場所に合わせたレイアウトを提案します。
| 会社名 | 三協エアテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市北区芝田2丁目5番6号 |
| 電話番号 | 06-6374-6140(大阪本社) |
| 公式HP | https://www.sat.co.jp |
導入場所とにおいの特性に着目し、それぞれの課題に適したおすすめの脱臭装置を紹介します。「種類が多くて、何が違うのかわからない」そんな方こそ、自分の現場に適した脱臭装置選びにお役立てください。

設置場所
排気ダクト
| 寸法 (mm/幅・奥行・高さ) | 605×400× 1000~820× 570×1400(mm) |
|---|---|
| 重量(kg) | 35~92 |
消臭成分が調理臭や油煙臭などと反応し、無臭物質へ変化させる。反応しきらない微量臭も、植物精油の香調により心地よい香りとなり効果を実感しやすい。
15種類の消臭剤が、水産加工から焼き菓子まで、食品の臭気に幅広く効果を発揮。植物由来の消臭成分で安全性が高く、厳しい安全・衛生管理基準もクリアする。

設置場所
乾燥炉排気・反応槽ベントライン など
| 寸法 (mm/幅・奥行・高さ) | - |
|---|---|
| 重量(kg) | - |
VOCや悪臭成分を化学反応で無害・無臭に変換。微量のシリコンやリンを含む排ガスも前処理で対応可能で、触媒毒を含む化学・薬品工場でも使える。
装置内部の空気を外に逃げにくい状態に保つことで、ダクト接続部からの臭い漏れを防止。揮発性の強い化学物質を扱う場合でも周囲環境への影響を抑える。

設置場所
屋外または既存脱臭槽内
| 寸法 (mm/幅・奥行・高さ) | 6~12×9 (54~108㎡) |
|---|---|
| 重量(kg) | - |
堆肥化・発酵工程から発生する硫化系臭気や3,000ppmクラスの高濃度アンモニアへ対応。強臭環境においても、安定した脱臭性能を発揮する。
微生物の力で分解するため、燃焼系設備のような高エネルギー消費が不要。さらに低圧ブロワ採用で電力消費を抑制し、24時間連続運転でもコストを抑える。