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オゾン脱臭装置の効果と導入に適した施設・製品一覧

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清掃のみでは対応が困難な室内の付着臭や、衛生管理における課題を低減する手法として、気体で空間を処理できる業務用オゾン脱臭装置が活用されています。壁紙や繊維の奥に滞留する臭気分子を酸化分解する特性を持ち、根拠に基づいた環境改善が求められる現場において適した選択肢となります。

本記事では、オゾンの脱臭特性や導入に適した現場のほか、稼働実績を有する代表的な製品についても詳しくまとめました。自社の用途に即した適切な装置選定にお役立てください。

先にオゾン脱臭装置の製品一覧を詳しく確認したい方は、オゾン脱臭装置一覧を見るをクリックしてください。

オゾン脱臭法とは

オゾン(O3)が不安定な状態から酸素(O2)に戻ろうとする際に放出する、酸素原子を利用した脱臭方法です。酸素原子が持つ高い酸化力によって、においの原因物質の結合を分解し、臭気濃度の低減を促します。

運用にあたっては、オゾンの濃度管理が重要です。高濃度のオゾンを人が吸い込むと呼吸器系への影響を及ぼす恐れがあるため、有人環境では安全基準に即した低濃度設計の装置を選択するか、あるいは無人環境での燻蒸を行うなど、適切な運用が求められます。

管理基準を遵守することで、薬剤等の残留を伴わない空気浄化を図ることが可能です。

オゾン脱臭装置が効果を発揮する
臭いと施設

効果が出やすい臭気の種類

  • 体臭・加齢臭:寝具や部屋全体に染み付いた独特のにおい
  • タバコ臭:カーテン、壁紙、エアコン内部などに残留するにおい
  • 腐敗臭・生ゴミ臭:厨房、ゴミ置き場、汚物室などで発生する有機系の悪臭
  • カビ臭:地下室や水回り、エアコン内部の湿気によるにおい
  • ペット臭・排泄物臭:獣臭やトイレのアンモニア、メチルメルカプタンなどのにおい
  • 下水臭:排水管などから上がってくる硫化水素などのにおい

導入に適した施設・現場

  • ホテル・旅館(客室の回転率向上、タバコ・香水臭対策)
  • 介護老人保健施設・病院(汚物室、居室の排泄臭・ウイルス対策)
  • 食品加工工場・給食センター(食材臭、腐敗臭、カビ対策)
  • 賃貸物件・退去後の部屋

これらの施設では、芳香剤によるマスキングのみでは対応が困難な腐敗臭や排泄臭が発生しやすく、人手による清掃だけでは低減性能に制約が生じる場合があります。

気体であるオゾンは繊維の奥まで浸透し、臭気物質を酸化分解する特性を有しているため、衛生管理の向上と清掃業務の省力化に寄与します。

ただし、排気風量が非常に多い工場や、腐食の影響を受けやすい金属・ゴム製品が露出する環境においては、他の方式との併用や導入可否の慎重な検討が必要となる場合もあります。

CHECK

設置場所や臭気特性から選ぶ
脱臭装置

脱臭装置にはオゾン式以外にも多様な方式が存在し、現場の広さや換気条件、対象となる臭気特性によって期待できる低減性能は変動します。

オゾン脱臭が自社の環境に適合するか判断したい場合や、他の方式との比較を行いたい方は、設置場所と臭気の種類から適した製品を判定できる当メディアの選定ガイドを活用してください。

【場所・施設別】の脱臭装置を導入した事例は、こちらからご確認ください。

オゾン脱臭装置がもたらす
空間環境の変化

悪臭成分を分解・低減する特性

芳香剤で悪臭を一時的に包む手法とは異なり、オゾン脱臭はにおいの原因物質そのものを酸化反応によって分解し、臭気濃度の低減を促すのが特徴です。

気体であるため、通常の清掃では届きにくい天井や壁紙の微細な凹凸、繊維の奥、装置の背面などに付着したにおいの低減を図ります。空間の環境改善に即した運用が可能である点が、導入における利点となります。

カビの繁殖抑制・花粉への作用

オゾンの酸化作用は、湿度の高い環境におけるカビの増殖を抑制し、衣類等に付着した花粉の構成物質に変容を及ぼす特性を有しています。

カビに対しては細胞膜に働きかけて繁殖を抑えるため、特有のカビ臭が発生しにくい環境の維持に寄与。また、花粉の表面構造に作用して物質としての特性を変化させるなど、空間の衛生管理を補助する役割を果たします。

害虫の誘引を抑制する傾向

ゴキブリやハエなどが仲間を呼び寄せる集合フェロモンや、誘引源となる廃棄物の腐敗臭を分解することで、それらが集まりにくい環境を整える傾向が期待できます。害虫が生存の指標とする、においの情報源を低減させるのが特徴です。

直接的な殺虫を目的としたものではありませんが、継続的に使用することにより、室内への定着を抑制する一助となるでしょう。

オゾン脱臭装置一覧

2026年2月3日時点、Googleで「業務用 脱臭装置」と検索し83社を調査。そのうち、業務用のオゾン脱臭装置を取り扱い、公式HPが確認されたメーカーの製品を掲載しています。

なお、同一メーカーで複数製品がある場合は、メーカー公式HPの製品一覧で上位に表示されている機種を代表製品として1点ご紹介しています。

カルモア:ゲルリッツ(Goerlitz)

ゲルリッツイメージ画像
引用元:カルモア公式HP
(https://www.karumoa.co.jp/product/anti-virus/goerlitz/#num01)

軽量ながら高い出力を備えた携帯型の業務用オゾン脱臭装置です。1,500mg/hという豊富なオゾン発生量を持ちつつ、女性でも持ち運びしやすいコンパクトな設計を実現しています。

※参照元:カルモア公式HP(https://www.karumoa.co.jp/product/ozonizer/

脱臭完了後は自動でオゾンを分解・回収する機能を備えているため、作業終了後すぐに入室して次の業務へ移れる点が特徴。ホテルの客室清掃やレンタカーの消臭など、短時間での原状回復が求められる現場に適したモデルです。

このほか、タクシーなどの狭小空間用から大容積空間向けまで、用途に応じた多彩なラインナップが展開されています。各モデルの細かな仕様については、公式ホームページをご確認ください。

三協エアテック:オゾン脱臭装置
ラディカ

オゾン脱臭装置ラディカ公式キャプチャ
引用元:三協エアテック公式HP
(https://www.sat.co.jp/product/ozone/sat-radica.php)

既存の建物への後付けから新築設計時まで、柔軟に導入できるオゾン脱臭装置シリーズです。設置方法は天井埋込型、壁掛型、移動型から選択でき、部屋の容積や用途に合わせた細やかな濃度調整に対応。

紫外線ランプ方式を採用しているため、副生成物であるNOx(窒素酸化物)を含まない純粋なオゾンを生成できるのが特徴です。

病院や福祉施設、ゴミ置き場など、人が常駐する環境から無人での強力脱臭まで、現場の状況に合わせて柔軟に運用できます。メンテナンス性の高さも備えており、安定した空気清浄環境を維持するシステムとして、多くの施設で活用されています。

このほか、施設全体を一括管理できるセントラル式や、強い臭気に対応したミスト式、厨房排水(グリーストラップ)用など、用途に合わせた多様なラインナップが揃っています。各製品の具体的な仕様や導入事例については、公式ホームページをご確認ください。

オゾンマート:オゾンクルーラー

オゾンクルーラーイメージ画像
引用元:オゾンマート公式HP
(https://www.ozonemart.jp/products/ozone-cruller)

有人環境での継続的な消臭に適した低濃度モードと、無人環境で脱臭を行う高濃度モードを1台に搭載したハイブリッドタイプの装置です。

オフィスや待合室では低濃度で常時運転を行い、退勤後などの無人時間帯には高濃度で徹底脱臭するといった、状況に応じた使い分けが可能。定期的なフィルター交換を必要としない設計に加え、日々の運用コストは電気代のみという優れた経済性も備えています。

このほか、無人環境での脱臭に特化した高出力モデルや、小空間向けのコンパクトモデルなど、使用環境に合わせた選択肢が用意されています。各製品の詳細なスペックや活用シーンについては、公式ホームページをご確認ください。

オゾンアソシア:剛腕700FR3

剛腕700FR3イメージ画像
引用元:オゾンアソシア公式HP
(https://www.ozoneassocia.com/shopdetail/000000000476/ozonegas/page1/recommend/)

ホテル客室の消臭業務に特化して開発された、ポータブルタイプの脱臭装置です。700mg/hのオゾン発生量により、室内に残ったタバコ臭や香水臭を短時間で分解します。本体重量は約3.5kgと軽量で、フロア移動や持ち運びの際の負担を抑えられる設計です。

日常のメンテナンスは月に1回、吹き出し口に水を流すのみで完了し、フィルター交換も年1回程度と手間がかかりません。客室清掃の回転率向上やレンタカーの車内脱臭など、運用しやすさと脱臭性能の両立を求める現場に選ばれています。

このほか、車両専用モデルや厨房排気用といった特定の用途に特化したラインナップも展開されています。詳しい製品の仕様や導入メリットについては、公式ホームページをご参照ください。

テクノメディカル:クリーンデイ
(CL-100N型、CL-200N型)

クリーンデイイメージ画像
引用元:テクノメディカル公式HP
(https://www.techno-medical.co.jp/product/ozone/)

除菌作用のある254nmと、オゾンを生成する185nmの2つの波長を放出する石英ガラス紫外線ランプを採用した装置です。この波長の相乗効果により、空気中の菌を抑制しながら脱臭を行う仕組みを備えています。

天井埋込型や壁掛型から設置方法を選択できるため、スペースが限られるトイレや汚物処理室、ゴミ置き場などの対策に重宝されます。設置環境や空間の形状を問わず導入できる柔軟性があり、現場の衛生レベル向上に寄与するモデルです。

バリエーションとして、室内の状況に合わせた複数のタイプが用意されています。各モデルの具体的な仕様や設置事例については、公式ホームページをご確認ください。

※参照元:テクノメディカル公式HP pdf(https://www.techno-medical.co.jp/cms/wp-content/uploads/image/ozon/1.pdf

マクセル:業務用オゾン除菌消臭器
MXAP-AEA255

業務用オゾン除菌消臭器 MXAP-AEA255イメージ画像
引用元:マクセル公式HP
(https://maxell-online.com/products/mxap-aea255)

有人空間での使用を想定した、据え置き型の業務用オゾン除菌消臭器です。最大5mg/hの低濃度オゾン風が空間に行き渡り、菌やウイルス、においの原因物質を分解。推奨適用範囲は最大約20畳まで対応しており、病院の待合室や介護施設などの常時衛生管理に活用されています。

※参照元:マクセル公式HP(https://maxell-online.com/products/mxap-aea255

20畳用のほか、約30畳までの中規模空間をカバーするモデル(MXAP-AE400)も展開されています。最新の在庫状況や詳細なスペックについては、公式ホームページにてご確認ください。

※2026年2月23日時点、公式ショップでの在庫状況は変動している可能性があるため、事前の確認が推奨されます。

オーニット:エアフィーノ VS-50SⅡ

エアフィーノ VS-50SⅡイメージ画像
引用元:オーニット公式HP
(https://www.ohnit.co.jp/product/vs-50s/)

保育園や福祉施設など、人が常駐する空間を24時間継続して除菌・脱臭できる低濃度オゾン発生器です。最大約60畳までの広範囲に対応し、人を検知してオゾン発生量を自動制御するモーションセンサー機能を搭載。安全性を優先しながら、効率的な空気清浄を維持できる設計が採用されています。

※参照元:オーニット公式HP(https://www.ohnit.co.jp/product/vs-50s/

意匠性に優れており、インテリアに合わせて据え置きや壁掛けの設置方法を選択可能。メンテナンスは月に1回程度の清掃で完了するため、現場の負担を抑えながら衛生的な環境を保つのに役立ちます。

常時運転によるウイルス対策や染み付き臭の防止を重視する現場において、安定した運用を支える一台です。

このほか、無人空間での短時間処理に特化した高出力モデルなど、運用スタイルに合わせたラインナップが揃っています。各製品の具体的な仕様については、公式ホームページをご確認ください。

三菱電機:急速脱臭機 デオダッシュ

急速脱臭機 デオダッシュイメージ画像
引用元:三菱電機公式HP
(https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldm/deodorizer/spec/)

介護施設や病院での運用を想定して開発された、空気の吸引と浄化スピードに優れた急速脱臭装置です。一度の吸い込みでにおいの多くを除去する高い処理能力を備えており、特に現場の課題となりやすい排泄臭への対応に定評があります。

独自のフィルター再生エンジンを搭載しているため、脱臭フィルターを交換し続ける手間を省き、運用コストの抑制に寄与します。キャスター付きの設計により、においの発生源や状況に合わせて自由に移動させて使用できる点も実務上の利点です。

施設内の共有スペースから個室まで、機動力を活かした効率的な臭気対策を実現します。詳しい製品の仕様や導入メリットについては、公式ホームページをご確認ください。

※参照元:三菱電機公式HP(https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldm/deodorizer/
※ヒト排泄物の複合臭の触媒フィルタワンパス通過後の臭気除去率(三菱電機調べ)。メルカプタン類の濃度(ppm)吸着前:2.5、フィルタ通過後:0.4
CHECK

衛生管理と確実な脱臭を両立するならオゾン脱臭装置

オゾン脱臭装置は、ホテルや介護施設、ゴミ置き場など、有機的なにおいが発生しやすい場所において、におい戻りを防ぐ根本的な解決と、空間ごとの衛生環境向上に貢献します。

気体という特性を活かし、拭き掃除だけでは対処しきれない壁紙や繊維の奥まで浄化できる点が、他の手法にはない強みです。

一方で、排気風量が非常に大きい工場や、ゴム・鉄製品が腐食しやすい特殊な環境、常に人が密集する場所での高濃度利用には適さない側面もあります。現場の条件や用途に合致する方式を選択することが、コストパフォーマンスの高い安定した運用に繋がります。

【導入場所・におい別】
脱臭装置おすすめ3

導入場所とにおいの特性に着目し、それぞれの課題に適したおすすめの脱臭装置を紹介します。「種類が多くて、何が違うのかわからない」そんな方こそ、自分の現場に適した脱臭装置選びにお役立てください。

調理・加工臭に悩む
食品工場なら
調理臭・油煙臭を
無臭物質へ変化させる
VFDシリーズ (日本デオドール)
日本デオドール公式HP
画像引用元:日本デオドール公式HP
(https://deodor.co.jp/vfd-ntm.htm)

設置場所

排気ダクト

寸法
(mm/幅・奥行・高さ)
605×400×
1000~820×
570×1400(mm)
重量(kg)35~92

消臭成分が調理臭や油煙臭などと反応し、無臭物質へ変化させる。反応しきらない微量臭も、植物精油の香調により心地よい香りとなり効果を実感しやすい。

15種類の消臭剤が、水産加工から焼き菓子まで、食品の臭気に幅広く効果を発揮。植物由来の消臭成分で安全性が高く、厳しい安全・衛生管理基準もクリアする。

溶剤臭・VOC対策に悩む
化学・薬品工場なら
揮発性・触媒毒を含む排ガスの
臭気漏れを防ぐ
触媒式脱臭装置 (TESSHA)
TESSHA公式HP
画像引用元:TESSHA公式HP
(http://www.tessha.com/equipment/catalyst/cu-7eh/)

設置場所

乾燥炉排気・反応槽ベントライン など

寸法
(mm/幅・奥行・高さ)
-
重量(kg)-

VOCや悪臭成分を化学反応で無害・無臭に変換。微量のシリコンやリンを含む排ガスも前処理で対応可能で、触媒毒を含む化学・薬品工場でも使える

装置内部の空気を外に逃げにくい状態に保つことで、ダクト接続部からの臭い漏れを防止。揮発性の強い化学物質を扱う場合でも周囲環境への影響を抑える

堆肥舎・発酵施設のアンモニア臭に悩む
畜産農業なら
高濃度アンモニアを
低エネルギーで処理できる
ミライエ生物脱臭装置 (ミライエ)
ミライエ公式HP
画像引用元:ミライエ公式HP
(https://miraie-corp.com/product/deodorizer/)

設置場所

屋外または既存脱臭槽内

寸法
(mm/幅・奥行・高さ)
6~12×9
(54~108㎡)
重量(kg)-

堆肥化・発酵工程から発生する硫化系臭気や3,000ppmクラスの高濃度アンモニアへ対応。強臭環境においても、安定した脱臭性能を発揮する。

微生物の力で分解するため、燃焼系設備のような高エネルギー消費が不要。さらに低圧ブロワ採用で電力消費を抑制し、24時間連続運転でもコストを抑える

【導入場所・におい別】

脱臭装置おすすめ3選